階段の段差にして一段分
身長差にして12p
「あ」
「?」
「筧くん目線」
ふとした瞬間になくなった差(それでも筧にしたら奇跡の身長差だ)に、が嬉しそうに笑う。
筧のすぐそばで。
「―」
音を、聞いた気がした。
(まるですべてをさらうような、―あるいはもうさらわれた後なのかもしれない)
同一線上にある、の唇にそっと触れる。静かに。
ぱちりと薄茶色の目を見開かせたのはほんの一瞬。すぐに、優しく微笑まれた。
口づけた唇が、緩やかな弧を描いて微笑みの姿をかたどっているのがわかる。
筧の頬に添えられた、手は優しい。
多分今自分の顔は真っ赤になって居るだろうけど。(そんなこと、構わない)
伏せられた睫毛の影や端正な肌、そういったものが愛おしいくてたまらないのだ。
触れた時と同じぐらいそっと顔を離す。
「しやすかった?」
さらりと事も無げにそう問いかける、に適う日はまだ遠い。
それは段差一段では越えられるようなものではなく。
03 不意打ちですよ
「もう一回する?」
「・・・卑猥な言い方はやめてください」
(ああ、適わない)
++あとがき+++
まだまだへたれな筧くん。がんばれ筧くんまけるな筧くん!←てめぇ
筧夢はどうしてか短くなりがち
お相手が筧の時は日常の機微にあるささやかな出来事で夢を書くのが好き。
てか些細なことで胸きゅんする筧が書きたいだけなのかもしれない。
【CERAMIC】恋する乙女代表筧駿。些細なことで一喜一憂←
もうそろそろライバル大和を投入してみようか←筧受難フラグ
筧といるときはへたれが中和されるうちの夢主(・∀・)
筧と混ぜると特別変異が生じます(笑)
菱はどんだけ筧をへたれにしたら気が済むんだろう←オイ
取りあえず ど こ で い ち ゃ こ い て ん の お ま い ら (爆)
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