「今どこに居るんだ?目印とか、標札とか、周りになんかないか?
ヘタにふらふらするなよ、無理だと思ったらそこから動くな」
『落ち着いて下さい、本庄さん。そんな、誘拐されたみたいですよ』
「縁起でもねぇこと言うなよ。いいか、、知らないヤツには絶対付いてくんじゃないぞ。
車通りの多い道も出来るだけ避けて、あぁ、でも人気のない道は死んでも通るな」
『また随分難しいことを・・・あ、駅が見えました本庄さん。
前に行ったことのあるコーヒーショップも。すごい人気なお店なんですよ。
お豆ちょっと挽いてもらいますか?本庄さんの好きなやつ』
「お前ほど優雅な迷子は初めてだよ・・・あぁもう、ほんとどこ居るんだ」
『だって本庄さん、すごいおろおろしてて・・・あはは、もう駄目だ。本庄さん、かわい、くくっ』
「、おま、後で覚えとけよ・・・!」
危惧する若旦那
(たまには翻弄される本庄さん/笑)
(このあと逆襲されます)
タイトル*暗くなるまで待ってさまより
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