□■天宅「Xの定義」さまより、夢主クロノスちゃんとのコラボレーションなお話です■□

パンサーやタタンカや、クリフォードと一緒にいたとしても、こんな疑問は多分抱かなかっただろう。
パンサーは年下の、どっちかと言えばカワイイ系。
タタンカは身長差こそあれど同い年だし、クリフォードにはクロノスが居る。
ドンは多大なる渋系だが、好んで狼に喰われに行くうさぎも居たものではないだろうから除外。
というかユース参加選手は全員18歳以下なので彼女とはどうもしっくりこないのだ。
その点、こっちのセンはどうだろうか。
今日も今日とてアメリカ選抜に拉致られた凸凹コンビの片割れ、クロノスにバッド素朴な疑問を投げかけた。

「なあ、ってモーガンさんにはときめいたりしねぇのかな?なんだかんだでクロノスとには結構ちょっかいかけてんじゃん」

頬杖を付いてアメフト雑誌を斜め読みしていたクロノスは、一瞬動きを止めてから、物凄く嫌そうな顔を披露する。
心なしかその表情がクリフォードに似ている気がして、バッドは少しばかり身を引いた。(流石、伊達に愛し合ってるわけじゃないようである)

「はぁ!?シロがアフロなんかになびくかっつーの!てかちょっかいかけてるとか言うな!キモ!!」
「いやだって現にほら」

ひょい、と目配せをしてやる。
視線の先にはタタンカを交えてと何事かを話すモーガンの姿があった。
愉快そうなあの独特の笑い声がここまで聞こえてきそうなぐらいの上機嫌っぷりである。
対照的にますます双眸を眇めたクロノスが、ぐしゃあ…!と雑誌のページを握りしめた。

「あ・の・ア・フ・ロ…!シロに手ェ出したらマジ髪の毛ブロッコリーみたいな色にカラーリングしてやる!」
「何でそんな怒るんだよ…あの人あれでモテるんだぞ?」
「ハン!女性問題にでも巻き込まれてしまえ!大体うちのシロは本庄パパしか眼中にないし!星占い気にしたり、ちょっとでも身長差稼ぎたいからって猫背になっちゃったり、目があっただけで赤くなったりそわそわしたりするのも本庄パパにだけだし!」
「うわ!めちゃくちゃ典型的なパターン!まだそんなメルヘンな人種居るんだすげぇ見たい」
「“二人っきりの時のは本当かわいい”が本庄パパの口癖で「うわぁああああクロ――――――暴露大会になってるからもうやめてー!!!!!」」

何時の間にかモーガン達との談笑を終えていたらしいが悲鳴と奇声の間みたいな声を上げる。
試合中の威信をまったく感じさせない様子で狼狽える姿は、クロノスのなにかをくすぐったようだ。
嬉しそうに目を細めたクロノス(自己申告154p)は頭を抱えて縮こまる(目測180p)の落とした肩に顎を乗せる。
身長差をものともしないあたり、普段からこんな感じなのだろう、多分。

「え、なに照れんの?照れちゃうの??本庄パパとシロの愛は全世界に中継されちゃってるのに今更照れるの??」
「…………それは言わないでクダサイ」
「どうしよっかなー?」
「く、クロ…?クロさん??これっていじめかな…!?」
「もー!そんなわけないでしょー!ほらいい子いい子」

半分以上泣いているの頭にクロノスの手が伸びる。
髪型を崩さないように器用に頭を撫でながら、晴れの笑顔でクロノスは微笑んだ。

「シロは“年上”じゃなくて“本庄パパ”がいいんだもんね?アフロなんか論外だよねってかさっき何喋ってたの?」
「え?あ、こ、今度ねモーガンさんの自宅のトレーニングルーム練習で使ってもいいって。クロとペンタグラムのみんなも一緒に」
「…餌付け?」







(「よし…シロ、帰りに緑色の染め液買って帰ろう?なかったらペンキでもいいや、真ミドリのやつ」
「クロノスやめてアレでも一応うちのユースの主催だから!」)


++あとがき+++
またまたクロノスちゃんお借りしました!
嫁と年上のおっさんの話^q^
モーガンさんが出た時点でクロノスちゃんのVS風味を瞬時に思いついた菱の脳みそどうなってるwwwでもすごく楽しかった…
クロノスちゃんは片思い初期の頃から嫁のへたれっぷりを目の当たりにしてたとかそんな裏妄想。
対嫁の餌付けネタはアメフト関係。アメフト馬鹿な嫁はトレーニングマシンとかが充実してるとことか試合のビデオとか見せると喜ぶヨ!なにかとチョロい^q^

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タイトル*ララドールさまより


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